10月2014

皆既月食とつき合う

西に向かっていたバスが、名神高速道路の京都東インターを降りたのは午後の6時半の少し前でした。いい替えれば、満月に近いお月さまの左下辺りが欠け始めていたころでした。 これに気づいた私は、バスの最後尾に座席を移しました。5人掛けの椅子に一人で座っている状態です。案の定、五條通りはくるまが身動きできないほどです。ふだんなら、いらいらすることですが、あっさり、気を持ち替えたのでした。“くるまが進まないなら、お月さまを見て時を過ごそうか”と…。 高速を降りた当初は、道路が大きく左に曲がっていますので、月は左側の窓越しに見えています。 カーブを曲がり切ると、バスは五條通りは真西に向かって進みます。そうすると、私は座席を真ん中に移動し、後部の窓から月を眺めるという算段です。 月は後部窓から消えるとは全くと言っていいほど、ありません。雲に隠れることもまったくありませんでした。そのうえ、ラッキーなことにバスのすぐ後ろは背の低い乗用車ばかりです。(たとえ、大型車がついても、月は見えたかもしれません) 片側2車線の道路は、びっしりと言えるほど詰まった状態です。西に向かうくるまは黄色いヘッドライト、東に向かうくるまは赤いテールランプ。見事な対象形に感心しています。それが前方の運転席の窓から見れば、すぐ前は赤一色、反対側の車線は黄色一色です。ふだん見慣れた風景も見方や角度を変えれば、違った風景に見えるのは不思議です。 肝心の月は視界から消えることはまったくありません。時折、明るく道路を照らす水銀灯に遮られることはありますが、すぐに出てきてくれます。周辺の高いビルもまったく関係がありません。なぜなら、真っすぐ西に進んでいるからです。今日ばかりは、バスがほんの少しずつしか進まないことに感謝しなければなりません。この間にも、月を覆う陰は左下辺から徐々に面積を広げていきます。

東山トンネルを抜けると、月の位置は大きく変わりますが、その都度、座席を移動しますので、見失うことはありません。これほど、長い時間、月とかかわっている方は、専門家は別として、皆既月食に深い関心がある方に限られるのではないでしょうか。

京都駅でバスを降りたころには、月の大部分は消え、ベレー帽程度になっていました。

ここで、月とさよならしようとも思ったのですが、今宵は家路を急ぐ人ばかりではありません。ゆっくり消えて行く月に関心をもたれる方もあり、いつもよりはフェンスなどに持たれかかっている方も多いようです。

そんななか、“そうだ、ここまで来たらもう少し月を眺めていよう”と心に決めました。京都駅からまっすぐ東に月に向かって東山通りまで歩こうと…。

 

 

 

新しく仲間入り!

20年以上、職員室を見守り、共に幼稚園生活を過ごしていましたが、運動会前ぐらいから、少しずつ調子が悪くなりました。

これまで頑張ってくれていましたが、ついに月曜日、お別れとなりました。

それは誰かと言うと…職員室の冷蔵庫さんです。

子どもたちが頭を打ったときに使う、氷なども作って頂き、本当にお世話になりました。

 

そして、お別れと同時に職員室には新しい冷蔵庫さんが来てくれました。

長い間幼稚園にいて頂くためにも、より一層、冷蔵庫の使い方、扱い方にも気をつけていきたいと思います。

最近の冷蔵庫はエコのことを考え、作られているのがほとんどですが、

・冷蔵庫に詰めすぎない

・ドアを開けたらすぐに閉める

など、使う側もエコを意識していきたいと思います。

もし、ご家庭で何かエコ対策があれば教えていただけたらなと思います。

おつきさま こんばんは

「おつきさま こんばんは」

この絵本は、いちご組の子ども達が好きな絵本の1冊です。

この絵本のタイトルのように、いちご組の建物の上に

“こんばんは”とおつきさまが・・・

おつきさまと言えば月の模様を

もちをつくうさぎと日本では見立ててきたのは

多くの方がご存じだと思います。

では世界は・・・

南ヨーロッパは かに

アラビア地方は ライオン

カナダは バケツを運ぶ女の子 などなど

面白いですね。

ちなみに明日は、皆既月食だそうです。

秋の夜 ゆっくり空を見てみるのも良いですね♪

火曜日どんぐりクラブ

今日はどんぐりクラブの看板作りに取り組みました。

実際に樫の木を見て、どんぐりクラブの名前の由来を聞き…

いざ、看板作りに挑戦です!

まずは両手にたっぷり絵の具をつけ、真っ白な模造紙にペタペタペタペタ…

 

 


緑、黄緑、黄色の絵の具が混じり綺麗な色ですね。

年長さんからは「紅葉みたい!」との声も。

真っ白な模造紙が緑色になったところで、続いては自分の顔のどんぐりを作っていきます。

顔写真を見ながら自分の顔を描きました。目はどんな形かな?鼻の形は?と集中しながら描くことができました。

 

最後に手作りのどんぐりの帽子をかぶらせてMyどんぐりの完成です。

来週は、今日作った自分の顔のどんぐりを模造紙に貼りつけていきます。

完成が楽しみですね♪

西院保育園の運動会を見学

前日に続いて、運動会の見学に出掛けました。今日は右京区の西院保育園です。この園の園長先生は、陵ケ丘小学校の校長時代、ご自身が専門とされている造形教育の分野でのご活躍のみならず、バレーボール部は市内の大会で優勝を争う常連チームに、また、大文字駅伝にも山科区の代表として送るなど、公立学校の先生にもかかわらず、いろいろな方面で子どもたちの成長を促されていたので、以前から尊敬している方で、広野幼稚園にも以前来園し、絵画のご指導をいただいたことがあります。この保育園では、2歳児でも跳び上がり前転ができるということを耳にしてのことでした。

西院ということなので、阪急の西院駅が頭に強く残り、西大路の四条でバスを降りましたが、これは大失敗。西大路五條のイオンモールの近く、開催地の西院中学校に着いたのは、9時20分を過ぎていました。

垣根越しに眺めますと、サーキット的な活動を4歳児が展開していました。あっと驚いたのは、鉄棒に飛び乗ったあとは腕でからだを支え、背筋を真っすぐ伸ばした姿勢で、五つ、数えていたことでした。背筋や腕の力を鍛え、鉄棒に対する恐怖心を克服する(慣れる)などに有効だろうなと思ったのでした。

ガードマンが警備されている校門を挨拶しながらくぐり、会場へ足を踏み入れます。早々にまた驚いたのは、5歳児のサーキット的活動でした。子どもたちは高低が違う4個セッティングされている鉄棒で逆上がりに取り組み、その後、これも高低の違う跳び箱を跳び越します。その後の登り棒は一本の支柱(竹)を4本のロープで引っ張って立てた4メートルもある仮設のもので、これを子どもたちは全力を尽くしてよじ登り、先端に取り付けてあるタンブリンをたたいて降りてくるというものでした。途中で自ら断念する子どももいましたが、半数以上の子どもが保護者の前で成就の喜びを表現していました。

その他、2or3歳児が幅の狭い“平行棒”を両手両足を巧みに使って前進し、降り際には、自分のからだを前後に反転させて慎重に降りるなど、(ちょっと腕力系の運動が多いようにも思いましたが、)立派なご指導振りに感動したのでした。