長谷川義史氏の原画展へ

同窓会の打ち合わせということで、久しぶりに外食した後、京都の駅ビルに出向きました。食堂を出たとたん、絵本の原画展があることを思い出したからでした。

大勢の人出を予想していたのですが、初日の昼下がりということでそれほどでもありません。ラッキーというところです。

原画展の主人公は、長谷川義史氏。近年、爆発的にいろいろなジャンルの作品を描き、世に問うておられます。太い筆でからだよりも顔の部分が大きいという2頭身(1頭身半?)とでも言うべき、幼児が描くような型破りな絵も人気で多くの本屋さんの店頭を飾っています。

21世紀になって関西から台頭されてきた方で、標準語が幅を効かす本の世界では異端児、大阪弁まるだしの文体です。広野幼稚園の読み聞かせのリストでは使っていませんが、心ある担任が適材適所で子どもたちの目や耳を楽しませていることでしょう。

もちろん、お会いしたことはないのですが、広野幼稚園の先生をしていた永井多代子氏が、現在、南草津で開業している絵本店、ぴっぴから送られてくる“ぴっぴだより”では、毎月のように、長谷川義史氏の来店・講演の様子などを記述していますので、何度も出会っているような親しみを感じます。

1・2年前、このお店にうかがった際も、このお店に勤めておられる方から、“ちがうねん”などの読み聞かせをしていただき、独特の語り口に感動したものでした。

駅ビルで5月25日まで開催されていますので、関心をお持ちの方、ファンの方、連休の一日、どうぞお運びください。合わせて、JR南草津駅前、国道1号線に面したところでは、永井先生が毎日意欲的・精力的に働いていますので、激励をかねてのぞいてみていただけると嬉しいです。