新緑の香りに包まれて

ゴールデンウィークの合間にも関わらず元気に登園してくれた年長児の最近の流行りの遊びは、月刊絵本についていたさんぽ図鑑を片手に、園内の花を探しに行くことです。自分たちが育てていたチューリップはもちろん、「デイジーみつけたよ」「桜とさくらそうは違うんやな」と発見したことをうれしそうに教えてくれる姿はとても微笑ましいです。

そこで、今日はこどもの日を前に、宇治市植物公園でたくさんのこいのぼりが展示されているのもあり、さんぽ図鑑を持って園外保育に向かいました。

入口にも、館外にも、広場にもたくさんのこいのぼりが展示されており、その数に歓声を上げながら進んでいくと、そこここに花が咲いており、立ち止まって「どれやろう?」とページをめくって調べる姿に「〇〇ページにあったで」と隣同士で教え合う姿に、新しい友達作りのきっかけにもなってくれていてうれしくもありました。

春の装いから緑を感じる木々の中で、珍しい“ハンカチの木”という木の白い花を見つけたり、柏の木を見つけては、こどもの日に食べる柏餅の葉っぱに「大きいな」「ぼく、食べたことあるけど匂いが苦手」など会話も膨らみます。蝶々やテントウムシ、ハチやカナヘビに出会い、花より大きな歓声が上がるのは、子どもらしいところです。

昼食を食べて休憩した後、「さて、今日はバスじゃなくって歩いて幼稚園まで帰るよ」と声を掛けると「えええっ!?」と驚く子どもたち。「なんで?なんでバスで帰らへんの?」と口々に聞く子どもたちに「ん〜?今日から5月やん?ハイキングにぴったりな季節じゃないかあ〜」とにんまり笑うと「なるほど。。。」と妙に納得して歩き出したのでした。

幼稚園までは30分ほどでしょうか、園舎が見えたときには「やったあ」と言っていた子どもたち。普段、車での移動が多くて歩く機会も減っているのでしょうか?連休中には、ちょっといつもより距離を伸ばして散歩されてみるのもいいかもしれませんね。

次に園外保育へ出かけたときに、運転士さんへの感謝の心が生まれてくれたらいいなあと思ったのでした♪