りんでん保育園及びアソカ幼稚園へ

日曜日、理事会が終わるや、猛暑にうなる京都を後にして、福岡へ出掛けました。翌日に旧知の園長が運営する園の公開保育を控えていたからでした。

 

40年近く昔、広野幼稚園が木下音感という教材を使用し、子どもたちの歌声に幅を持たせ、合わせて、絶対音感を習得させたいと願っていた時代、親子ほど違う方々が全国から集まっていた盟友の園です。その発展振りはいかがかと深い関心を持ってうかがったのでした。

現在の園長先生は、地元の保育界のリーダーであるのみならず、私たちの地元、立命館宇治高校と京都の都道府県対抗高校女子駅伝のライバルチームの一つ、筑紫女子学園の理事長も兼ねておられるということでも関心がありました。


まずは、保育園から立派に改築された園は、強化ガラスを有効に使い、室内を広く見せるとともに、遠くからでも各保育室の状態が覗きやすいという特長があります。また、子どもたち全員が素足で活動できるよう床は(広野保育所の乳児部と同様)ピカピカに磨き上げられていました。広野も、昔のように、ワックスがけをもう少し熱心にする必要性を感じました。

その他、クラスの備品類の多くに、くるまが付いていて移動しやすく、保育者の労力り軽減が図られていました。しかしながら、現在では、日本全国どこで大きな地震が起こっても不思議でない時代ですので、少々の疑問符も残りました。

びっくりしたのは、音楽の発声法でした。広野幼稚園の発声法も幼児教育界では出色かと思っていますが、自分にはより穏やかで作為的ではなく、いわゆる普段着の歌い方のように見え、聞こえました。

その発声法の源は?とお聞きしますと、「ドイツ音名による発声を行っている以外は特に何も・・・」と言うことでしたが、昔のよしみからでしょう、一冊の歌唱本をご寄贈いただき「この中のことをやっているだけなのですが」と言うことでした。今年の夏には、音楽に造詣の深い担任の何人かで見学させていただこうかと思っています。