台風一過

「たいふういっか」・・・子どもの頃に耳にして、何人家族?と密かに思っていたのは私だけではなく、ちびまるこちゃんの原作者、さくらももこさんも思っていたとのこと。そんなことをいつも台風後に思うのですが、先週に引き続き、週明けの今日もどんな天候かとドキドキしていました。そんな不安をよそに、夜のうちに台風一過、ホッと胸をなでおろした次第です。

週末のお手紙でお知らせしていましたように、今日の昼食は、災害を想定して非常食を食事としていただきました。幼稚園の倉庫やガレージには釜や薪もすぐに出せるようにしてありますので、それで火を焚いてお湯を沸かします。電気がとまっても大丈夫です。

毎日食べているお米とはもちろん、食感も味も違うでしょうが、熱々のご飯とカレーのルウなのでおいしくいただきました。自分たちで袋から空けて紙皿にのったご飯にかけ、コーンや福神漬けをトッピングしていただくので「バーベキューみたいやな」(飯ごうすいさんの思い出でしょうか?)という子どもも。

折しも明後日、16日は国連が制定している世界食糧デーでしたので、食事を口にできない子どもたちがこの地球上にいることについても触れ、みんなができることは何かな?と、目の前の食事に感謝していただきました。

この非常用の食事が本来の目的で使われることがないことを祈りつつ、何でもない平凡に見える毎日が幸せだということを噛みしめてカレーをいただくと、甘口カレーも幸せの味に思えたのでした。