ウインナーソーセージの皮をむく

ソーセージの皮をむくと言ってもソーセージに皮がある訳ではありませんが、ソーセージは加熱殺菌してありますので、中に空気などが入っては不良品となってしまいます。そのため、年齢の低い子どもたちにとっては非常にむきにくい商品となって市場に出回っているのが現実でした。

さて、話は変わりますが、近年、介護ビジネスを中心にユニバーサルデザインという名の商品が出回って来ていますが、広野幼稚園ではこのユニバーサルデザインの商品が年齢の低い子どもたちにも非常に有益であると考え、ハサミやクリップなど数種類のものを使っています。

その他、テコの原理を応用した補助材を使って、子どもたちの“できる世界”を積極的に広げ、自分のことは自分でと自信をつけさせようと、後方からのバックアップも心掛けています。プルトップ式の飲料缶などは“おサジの柄を使って開ける”などは、退職したある先輩の保育者が残してくれた貴重なノウハウです。

話を戻しまして、つい先日、日本列島を縦断した台風が、我が京都を襲うかも知れないと報道されていたとき、早めに手を打ち、給食業者の昼食を断り、幼稚園で手持ちしている非常食を活用しようと思いつきました。

ただ、あらかじめ、使う日まで決まっている非常食だから、本来の非常食の枠を越えたプラスαをつけて子どもたちの前に出したいとの思いから、急遽福神漬とウインナーソーセージを購入したのですが、この際、以前に比べむきやすくはなったものの、年少の子どもたちはソーセージの皮をむくのに相当苦労したであろうなとイメージはしていたのでした。

この日曜日、ある番組を見ていますと、満3歳児でも皮を簡単に手でむけるソーセージが発売されているとのことです。○○水産の製品ということです。早速、次回からは、このソーセージを使ってみようかなと思っています。