下京区のN保育園の運動会を見て

約1か月間に渡って各地で広げられた運動会のシーズンも終わりを告げようとしています。何となく寂しさを感じる今日このごろです。

土曜日は、市バスに乗ってN保育園の運動会を見学に寄せていただきました。ある方からのここの運動会もおもしろいよという一言にのったのでした。

朝の開始は8時40分、定刻に始まりました。運動会はこうでなくてはなりません。園長先生の初めの挨拶の中で、今話題の認定こども園についての考えが述べられ、毎年あまり変化はありませんがとおっしゃったのにはびっくりしました。

乳児(0・1歳児)の日常の生活の中で行っている体育的な遊びが展開された後は、体育遊びです。2歳・3歳・4歳・5歳と年齢別に分かれて、その年齢に適した移動遊具に取り組みます。一つ一つ、子どもたちの発達段階に即した取り組みに感心しました。

特筆すべきは、重い(移動できるように作られた)固定遊具を園庭に持ち出し、年齢別に異なった運動を展開されたことでした。2歳児は太鼓橋、3歳児は雲梯、4歳児は登り棒、5歳児は跳び箱など、初めて見る者には、なるほどと感心させられる十分な内容でした。

この園はリトミック(リズム表現的)にも力を入れておられるとのことでしたが、電子オルガンで弾かれるリズムにのって園庭いっぱいに動き、休符のところでは片足を上げてのバランスをとるという基本形の中に、自由表現的な動きを加味したものでした。はだしでの活動には躍動感がありました。

昼までで帰る予定だったのですが、昼から一番のおみこし応援合戦というテーマにひかれて残りました。そのあとの、子ども対おじいちゃん・おばあちゃんという玉入れが、少しおもしろかったです。3回戦制で、ハンディを考え、高さの違うカゴに入れ合い、1勝1敗となった後は、おかたづけ競争ということで、子どもたちの軽やかな動きに軍配があがるように仕組まれていました。