手遊びにも発達段階が・・・

あまり本を読まない自分ですが、正月休みあけも近づいた土曜日、一冊の保育雑誌を読んでいました。そこに、思わぬ大きな収穫があったのでした。

それは手遊びについてでした。雑誌名は“げ・ん・き”、発行所はエイデル研究所、著者は姫路獨協大学医療保健学部の太田篤志客員教授です。テーマは“感覚統合と子育て”の文の中からです。

当広野幼稚園にとって必要なところだけを抜粋しますと、

① 両手を大きく動かす手遊び(同時動作)  「パンタうさぎコアラ」

② 左右の手の強調運動を促す手遊び(交互動作)  「ひげじいさん」「糸巻き」

③ 身体のイメージを育む手遊び  「あたまかたひざぽん」

④ 指先の動きを育む手遊び    「むすんでひらいて」 「ぐーちょきぱーで なにつくろう」

⑤ 二人組の手遊び  「茶つみ」です。

さっそく、満3歳児のカリキュラム(手遊び欄)を全面的に見直すとともに、全職員間に水平展開したのでした。また同時に、この①②③④⑤の段階説に基づいて、現在広野幼稚園でよく使っている数多くの手遊びを整理したのでした。

ほんの少しではありますが、今までにも増して、子どもの発達に寄り添えるようになったのではと喜んでいます。