古いブロックに新しい結合材を!

 

 

結合材と言っても糊類ではありません。井の字型のブロックを、井という漢字の中央にある口の部分(と言えるかどうか分かりませんが)に、四角い棒や丸棒で連結させようにしたのです。こうすることによって、子どもたちのブロック遊びにより工夫が生まれ、より発展するだろうと思ったからです。

幼稚園にあるブロック類をすべて集め、再分類していたときのこと、車輪として活用できそうな円形のブロックが何個かありました。その中央には四角い口の字型をした穴が開いています。井桁型のブロックを互いに組み合わせるために必要な穴です。

しかし、残念なことに車輪となる円形のブロックをつなぐシャフトとなるまっすぐな棒状のものがほとんどありません。これがなくては、くるま型のものを作ることはできません。

4・5日、これらのブロックを手元に置き、眺めたり触ったりしているうちに、ふと気が付いたことは、この穴にコーナンなどの量販店で売っている一辺1.5センチ角で1メートル内外の棒状の物を買ってきて、これを大人が長さ10センチなり15センチなりに切断すれば、素晴らしい結合材が誕生するのではないかということでした。

さっそく試してみると、想像以上にぴったりと納まるものもあります。しかしながら、残念なことに、はめにくいものや、すかすかとでも言うべきものもあります。そこで考えたことは、角材でだめなら、少々は融通のきく、丸材ではどうかということでした。また、木材の方はまったく融通がききませんが、ブロック側には少々の柔軟性があるからです。

再度、試してみると、見事に納まりました。納まったばかりでなく、丸いものの四角い穴の中に丸い棒を通していますので、比較的自由が利きます。嬉しいことに、シャフトを回すと、それにつれてくるまが回るのです。

これなら、子どもたちの遊びは発展します。なぜなら、これらのシャーシーの上に四角いもの(ボディ)を乗せれば、自動的にくるまが完成するからです。

やった!やった!という感じです。