総合避難訓練の日に…

園長先生は朝早くから何をしておられるのでしょうか…

 

答えは…山へ芝刈りに…ではなく地道へ薪拾いに…。

と言いますのも仕事始めの1月6日に、いつもお世話になっている松井造園さまが

剪定してくださった“樫の木のその後”を何回かこのブログでご紹介してきましたが、

今朝、園長先生が拾い集めて下さっていたのも、まさしくその樫の枝で、

今日の「総合避難訓練」のためだったのです。

広野幼稚園では、万が一の災害時に備えて、非常食を備蓄しています。

お陰さまでそれらを使うことなく無事に過ごせた一年に感謝しながら、

倉庫での保管食材の「先入れ先出し法」にのっとり、

非常食のごはんとカレーを今日の給食としていただきました。

災害時を想定してのことですのでガスは使えません。

そのレトルトのカレーを温めるためにおくどさんを築きその薪として樫の枝を使いました。

 

レトルトのご飯の量では足りない子どもには…と急遽おくどさんをもう一基築き、

お釜でご飯を炊いてみることにもなりました。炊飯器以外のもので

 

ご飯を炊くのを初めて見た子どもも多かったようです。

先生達が「あーぶくたった煮えたった♪」と先導して歌ったり、

「始めチョロチョロ中パッパ…赤子泣いてもふた取るな」などとお釜にちなんだ歌を紹介すると

興味津々で聞いていた子ども達でした。最近の炊飯器では中々作れない

 

“おこげ”ができ、おにぎりにしていただきました。避難した後、

あやめ、カンナ組の子どもたちが地道で枝を拾って届けてくれました。

これもいい体験だったのではないでしょうか。

「次回は、前日、子ども達に薪拾いをしてもらうのもいいですね。」と

園長先生が目を細めていらっしゃいました。

 

 

今年も無事に、安全に過ごせますように…と祈って総合避難訓練が終わりました。