どんぐりクラブ鏡開き

今日はどんぐりクラブで鏡開きをしました。

思い起こすと昨年の鏡開きでは、かなづち、ドライバー、包丁などたくさんの用具を使用したものの

子どもたちの力では硬くてビクともしませんでした。

そこで鏡餅が割れやすいように前もってできることはないかと考えたところ、

園長先生の言葉から電子レンジで温めてみると少しやわらかくなりました。

そこで、ドライバーとかなづちを使ってお餅がバラバラにならない程度に

いくつかのひびを深く入れておきました。

そして本番、子どもたちはかなづちの尖っている方でおもちをたたいて行くと

なんと「ポロリ」とお餅がかけはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを見ると、子どもたちは、どんどん意気込み次から次へと割れはじめ、大きいかけらを

手で割ったりもし無事、鏡開きは終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、子どもたちは凧作りに取り組みました。

その間に給食室でおぜんざいを作ってくださいました。

どんぐり終了間際にいただきましたが子どもたちはおいしい、おいしい!と大絶賛でした。

 

(追伸 子どもたちには内緒ですが、衛生面も考えておぜんざいのおもちは

鏡餅ではないお餅を使用させていただきました。)

カルタ大会に寄せて

広野幼稚園の子どもたちは、卒園するまでに多くのカルタと出会います。

年少で2種類・年中で5種類・年長で5種類のカルタと関わりを持ち「言葉の美しさ」や

「リズム感」を体で感じ取って行きます。

このカルタ大会は、昔ながらの江戸いろはカルタを使用し、広野の保育の一つの集大成として

行なっています。

 

当たり前のことですが、勝つ子どももいれば負ける子どももいます。優勝者以外は一度は負けるのです。

この負ける経験を広野では大切の考えています

悔しい思い、悲しい思いをバネに、次はもっともっと大きく成長してくれると共に、

負けたことを経験することで、自分が勝ったときでも相手を思いやる心が育つと思うのです。

 

今日・明日のカルタ大会で子どもたちは、又大きく成長してくれることでしょう。

 

カルタ大会 初日

年長児カルタ大会が開催されました。11月から取り組んできた江戸いろはかるたで行いますが、このかるたの絵札は滝平二郎先生の切り絵です。「花咲き山」や「モチモチの木」の絵本で子どもたちも馴染みがありますので、より親しみを持って取り組むことができました。また、何度も対戦していく中でそれぞれに得意の札も出てきたようで「犬も歩けば棒にあたる」「花より団子」など読まれるや否や我先に手を伸ばすようになりました。

年賀状に「カルタ大会頑張ります!」とメッセージを書いてくれたお友達もおり、意気込みを感じます。10日の金曜日にクジで対戦相手が決まると更に闘志がみなぎってくるようです。「負けへんで」「頑張ろうな」とお互いに声を掛け合う姿も見られました。

10時。いつもと違い緊張感漂う講堂に、年長児全員が集まり向かい合ってかるたを並べます。並べ終えると自分の得意とする札の場所を確認したり、素振りをして緊張をほぐしたり・・・。そして一枚目の札が読まれると「はい!」の声とともにバン、バンとかるたを取る音だけが講堂に響いていました。トーナメント方式ですので、一回戦で負けてしまうともちろん二回戦に進むことはできません。やり直しがきかないのでどの子どもも札を見つめる姿は真剣そのものです。

勝敗が決まった時点で悔し涙を浮かべながらも、最後の札が詠まれるまで投げ出さずに対戦している子。接戦を征し勝った子ども。持てる力を出し切ったからこそ嬉しさ、悔しさも相当なものだったことでしょう。みなさん、よく頑張りましたね。

明日はいよいよ最終決戦です。各クラスで勝ち上がった4人の子どもたちにどんなドラマが待っているのでしょうね・・・

 

子どもの絵本との出会い

もちろん、初めて絵本と出会った訳ではないのですが、久し振りに素晴らしい絵本と出会いました。3連休の最終日、あまり、このところ出歩かなかったので、新しく新鮮な絵本はないかとふらっと出掛けたのでした。

最近、行き始めた御池のふたば書房、ほとんどの絵本の新刊書に立ち読みができる見本品があって何の気兼ねもありません。陳列してあるほとんどの絵本は知っていますので、即座に何が新しいか分かるのが長年の蓄積と言えば言えるでしょう。

陳列の多くが平積みにされていますので、ぱっと目に飛び込んで来てくれるのはありがたいことです。飛び込んできた一冊目は“だいすきぎゅっぎゅっ”でした。題をみればだいたいの筋書きが読めます。このところ、広野幼稚園がかなり熱心に集めている“お母さんが子育てを側面から楽しんでいただけるように”との思いで書かれている本です。一日に、母子が“ハグ”を何回も繰り返します。このように子育てすれば、とても素直な人間に育つだろうなと思いました。

2冊目は“うえきばちです”という本です。作者は川端誠氏。この本の帯には“あまりのこわさに笑わずにはいられない 極め付けのナンセンス絵本”とあります。植木鉢からは何が生えて来たのでしょうか。

 

 

もう一冊は、“りんごかもしれない”という絵本です。作者はヨシタケシンスケ氏というまったく存じ上げない方でしたが、“○○かもしれない”という語句にひかれて購入を決めました。と言いますのは、広野幼稚園ではこの“かもしれない”ということを非常に大事にしているからです。昔の一時期はやった「うそっ」からは何の知識やデータも入って来ませんが、どんな突飛なことであっても“そうかもしれない”と感じることで新しい知識やニュースが飛び込んで来ると信じているからです。

 

 

1時間半足らずで、このような絵本と出会い満足感に満ちて帰宅しました。