平安高校優勝、おめでとうございます

紫におう 雲のかなた 希望の星の 燃ゆるところ

目指し羽ばたく 若き生命 燦たり ここにこぞる

おお称えよ 称えよ たぎる力を

桜の花が満開になろうとしている季節、晴天の甲子園球場に平安高校の校歌が高らかに流れ、球場全体を覆いました。第86回を数えるという長い選抜の球史の中で初めて流れた瞬間でした。

それにしても長い雌伏の期間でした。前々日にも書いたように平安高校の選抜出場は、38回を数えるとか、今までどうして勝てなかったのか甲子園の7不思議ではなかったでしょうか。

また、京都のファンにとってもあまりにも長い期間でした。昭和23年と言えば、今をさかのぼること66年前(?)、当時の京都第一商業(現在の西京高校)と京都第二商業が優勝戦で顔を合わせ、北本投手擁する第一商業が足立投手に延長11回、1-0で投げ勝って京都に紫紺の優勝旗を持ち帰って以来のことです。オールド野球ファンにとって待ちに待った瞬間です。

この間、相手校からは京都と当たれば楽勝のようなコメントが紙上に載ったこともあり、切歯扼腕するばかりだったのでした。

それが今回の優勝は今までの無念さを少し吹っ飛ばしてくれました。まだまだ、借りは返せていません。今日・明日は勝利の美酒に酔う(?)としても、あさってからは夏の大会4回目の優勝を目指して努力していってください。

本日の優勝、心よりお喜び申し上げます。