☆ 講習予備検査(認知機能検査)高齢者講習を受けて

先日、大久保自動車教習所に足を踏み入れました。45年振りのことでしょうか。

一昔以上の昔、自動車免許を取得するために渋々ながら通って以来のことです。

それほど、真剣ではなかったので、なかなかクランクに手間取ったこと、特に、バックのクランクに手を焼いたこと、中でも、泣かされたのは車庫入れでした。いいかげんにバックしていたのでしょう。何度も何度も受け直されました。補習を含め、実技の練習時間は教習所記録と言われたことがありました。

時は流れ、高齢者講習を受ける身となりました。“少年老いやすく、学成り難し”とはよく言ったものです。この期間にどれだけのことをなし得たのでしょうか。忸怩(じくじ)たるものがあります。

講習は意外と簡単でした。第1問が、西暦とか、自分の氏名とか、生年月日など、第3問がアナログの時計の針を長針と短針を意識して書く問題でした。つい先日が、時の記念日だったのでラッキーでした。

第2問は、記憶力の問題でした。何秒間か絵を見た後、しばらく経ってから、何が描いてあったかを書き出す問題です。一番苦手とする分野ですので、びくびくしていましたが、どうにか突破することができました。

冷やかし気味に書いていますが、このような質問が本当にできなくなる時代が来るのかと恐怖を感じたのも事実です。

実技では、試験場の路肩の横に並べてあるバイクが廃棄物ではなく、実際は人が乗っているものとイメージしなければならないということには思いもよりませんでした。日頃からイメージの大事さを言っている人間としてはお粗末でした。

南山城地域は気候も温暖なので、今後も、自動車免許を取る方の数はさほど減少しないかもしれませんが、雑誌などで知る地方の自動車教習所などに比べて教官の危機感が少ないかなあと感じました。もう少し、高齢者を見下す言葉遣いは謹まれたほうがよいかと思います。老爺心(?)まで