介護の悩みの解決策を赤ちゃんの排泄の自立に活用?

日曜日の朝、結構見続けているNHKの番組で、久し振りに、乳幼児教育で役立ちそうな内容のものがありました。朝8時25分から始まる“サキドリ”という番組です。司会者は時々サッカーの解説者としても登場するジョン・カビラ氏です。

番組の内容は、日本の社会では人口の高齢化が進み、介護を必要する方が増え、大きな社会問題となりつつあるということでした。介護の大きな問題の一つは排泄です。食べたら出す、これらがあらゆる動物の基本的な生理ですので、この一つを他人の手を煩わさなければならないようになると、ご本人としては大問題です。

この問題に対して、27年もの昔から真撃に取り組んできた企業があるというのです。耳を澄まし、メモを取る用意をし、万全を期したつもりでしたが、聞き漏らしたり、理解不足だったりしたところがあったのは残念でした。

開発されている機器は、“携帯型膀胱測定器”。膀胱に溜まった尿の見える化とでも言いましょうか。未だ経験し()ていませんので、はっきりとしたことは言えませんが、ご自分は行きたいのに出ないとか、出るという意識が薄れてきている方に有益のようです。介護する方・される方とも、この膀胱の見える化が進めば、本人としては人間としての尊厳が保たれ、介護する側の方にとっては労力の軽減、社会的に見れば介護費用の節減と、どの面からみても、その開発が待たれるところでしょう。

この放映を見ながら思ったことは、排泄の自立ということは老人問題ばかりではないということです。私たちのすぐ隣の世界、すなわち、赤ちゃんの排泄の自立にも通ずるのではないかということでした。

さっそく、保育所の先生にアウトラインを説明するとともに、この会社に連絡をとってもらったのでした。すると、会社の規模から考えて、今は介護機器の質の向上に全力を尽くしているところ、そうして、今までの問い合わせは、幼稚園からは1件だけ、保育所からはどこからも連絡がないということでした。

広野幼稚園としては、丁寧な開発依頼文を書こうかと思っています。