秋のおすすめスポット

日曜日は、朝からあいにくの雨。休日が雨模様だと、少し残念な気持ちになりがちですが、せっかくなので芸術の秋を堪能しようと、京都市立美術館へ行くことにしました。

新聞での催し案内を見て、竹内栖鳳展開催中という記事を何日か前に目にし、行ってみたいと思っていたので、秋・雨・美術館というシチュエーションも素敵だなと気持ちを高めて電車に乗りました。

この竹内栖鳳展、、実は20年ほど前に京都文化博物館で竹内栖鳳や岸竹堂などの日本画家たちによる動物展があり、すすめられて観に行き、当時大変感動した記憶があったので、今回是非行きたいと思ったのでした。

行ってみて、やはり来て良かったとすぐに思うほど、迫力のあるライオンやトラの屏風に息をのみました。

年中組の子どもたちも動物園へ遠足に行き、色々な動物を表現していたので、一緒にこんな本物の絵を見せてあげたいと、ひしひしと思いました。

岡崎の動物園の横の美術館内も動物園さながらで、この2つの施設をはしごするのも面白いなあと思いました。

竹内栖鳳は、写生を丁寧に取り組み、緻密な部分まで表現する画家です。

年長児でも模写に取り組んだクラスもありますので、また大人と同じように芸術を味わえるかもしれません。リアルに、写実的に表現するのか、感性のまま大胆に表現するのか、子どもたちも一人ひとり表現力は違います。

〝子どもなのに〟というのではなく、〝子どもだからこそ〟本物に触れる機会をもうけてみられるのも良いと思います。

竹内栖鳳展、12月1日までです。私のおすすめスポットです。

祝!京私幼創立70周年

9日(土)に京都府私立幼稚園連盟の、創立70周年記念式典に行かせていただきました。

式典では、山田知事をはじめ、多くの来賓の方にお越しいただき、京私幼の発足70周年を共にお祝いすることができました。

70周年という永きにわたり、数えきれない程多くの先生方が、人格形成の基盤を作る「幼児教育」に携わって来られたのだと思うと、私自身も歴史の重みに感慨深いものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、記念式典に先立ち、関西幼稚園連合会の教育研究会も行われました。その記念講演では「子どもが育つとはどういうことかを再考する」という題名で、浜田壽美男先生(奈良女子大学名誉教授)がお話してくださいました。

「全動物の中で相手が喜んでくれたら嬉しい、と思う動物は人間だけです。親は何かをしたとき、子どもが喜んでくれたら嬉しいと思います。子どもも同じで、誰かを喜ばしたいと思っています。しかし、今の子どもたちは大人から守られ過ぎていて、相手が喜んでくれることをする経験すらできないのが現実です。

子どもにも家族のために何かをし、喜んでもらえる経験をさせてあげてください。

それが子どもの生きる力を育んでいきます。」

浜田先生のこの言葉が私の心に残りました。

 

高雄から京北町の栗尾峠に

テレビの“相棒”が終わるや、栗尾峠に出掛けようと思い立ったのでした。なぜかというと、時々162号線を通る人間にとっては眺望が素晴らしい栗尾峠、しかし、地元の人々にとってはここは難所、待望久しいトンネルが近々開通し、この道が自転車専用道になるという新聞記事を見たような気がしていたので、専用道になる前にもう一度、目に焼き付けて置こうと思ったからでした。

あいにく小雨はぱらついていましたが、紅葉のシーズンとはいえ人出もほどほどでないかと予想し、帰りもさほど混むことはあるまいと思いました。

仁和寺の前を通り過ぎ、洛北の紅葉の名所、高尾・槙尾・栂尾のいわゆる三尾までは桜の葉以外さほど紅葉していません。ところが、栂尾を過ぎますと、一気に季節が進んだような感じです。運転している自分の目を楽しませてくれます。京都の洛北の紅葉見物は来週の週末ぐらいがよろしいのではないでしょうか。

目当ての栗尾峠の眺望は、折りからの靄に包まれて視界が効かず残念でした。そこで、時々うかがう道の駅の“ウッディ京北”で、広野幼稚園のシャッターにぶら下がっている(緊急時に至急下ろすための)チョウチョウと少し昔の生活の必須品であるワラ草履を3足購入し、早々に帰路についたのでした。

 

帰りの峠ではラッキーなことに靄も途切れて来ましたので、くるまを止め、ほんの少しの間、絶景を目に収め、明日の英気を養いました。