ドクターイエロー

作品展の振り替え休日であった25日、天候は良くなかったのですが京都駅まで足を運んで来ました。

目的は、“ドクターイエロー”に会いにです!

ドクターイエローとは、その名の通り黄色いお医者さん、新幹線の線路のゆがみや設備を検査する車両のことです。滅多に見ることはできないので、見ることができれば希少価値があることまちがいなしです。

クラスの子どものIくんが、先日、見に行って来たそうで「先生も見たかった〜」と残念がっていると、次に来る日をお母さんが調べて教えてくださったのです。側にいた子どもにも「25日に京都駅に来るんやって!」とウキウキしながらその日を心待ちにしていました。

インターネットで調べてみると、14時過ぎに京都駅着とのことなので、少し早目に到着してドキドキしながら新幹線の入場券を買ってホームに向かいます。

やっぱり、先頭の方で待っているべきよね・・・とホームの端へ歩いて行くと、誰か待合室から手を振る人が。

それは、Iくんとの話を横で聞いていたクラスのTくんと、お母さんでした。「Tくんも見に来たの?!」と言うと、恥ずかしそうにしていましたが、とても嬉しそうで「家で『先生がドクターイエローが来るって言ってた』って言うから、調べて来たんです」とのことで、私の会話を家でもしてくれているんだなあと、胸がジーンとしました。

作品展に関して言うなれば、男の子は乗り物や虫、動物など、動く対象物に興味を示して絵を描き、女の子は自分の家やきれいな花を描く資質というのは脳の違いと言われていますので、それらを理解したうえで、その才能を伸ばしていくのも保育者として大切だと思うのです。

私も、以前は乗り物にあまり興味がある方ではなかったのですが、広野幼稚園で、機関車の仕組みを知ったり本物について学ぶという姿勢を目にするうちに、徐々に興味を持つようになりました。

名古屋にあるリニヤ鉄道館で見たドクターイエローも格好良かったですが、やはり本物の走っているドクターイエローは格別でした。

調べてみると、鉄道に詳しいサイトで運行予定も出てきますので、興味のある方は是非、足を運んでみてくださいね。たった数分の出来事ですが、心に残る思い出が出来ると思いますよ。