(木製)レンガ積み木の整理が鮮やかに

“なんでこんなことに気づかなかったのだろう”と反省しきりです。前回のブログと同じ出版社の同じ号の中にもう一つ出色の記事がありました。言わば、“(木製)積み木の片付け方”とでもいうべき内容のものでした。

テーマは“虫の眼・鳥の眼・子どもの眼”、著者は幼児フリースクールおひさまぐるーぷ代表の高橋のぶゆき氏です。

このテーマの文頭には、子どもたちは“積み木で遊ぶ”のではなく、“積み木と遊ぶ”が本筋であると書いてあり、この考えはまったく広野幼稚園の年少児のカリキュラムと共通するものであり、興味深く読み進めました。

実のところ、木製のレンガ積み木類を購入して10数年が経ちますが、なかなかどころかまったく、子どもの遊びは高く積むことに終始している感があり、非常に物足りなく思っていたのでした。

この原稿はまさに“目からうろこ”でした。福音館書店から3歳以下の子どもたちを対象としたちいさなかがくえほんと銘打った絵本の一冊に“まるをつくろう”というのがあるのですが、これに沿っていたのでしょうか。

内容はクラス全員の子どもたちに、木製のレンガ積み木10個ずつ与え“丸を作ってごらん”と呼びかけるものです。なるほど、このような遊ばせ(課題の与え)方もあったのだと感心しました。これに触発され、新学期早々には、かなりのクラスでこのような保育が展開されることでしょう。子どもたちはどのような丸を作ってくれるでしょうか。楽しみです。

合わせて、驚いたことは“その片付け方”でした。現在の社会では、レンガ積み木類は長四角の木箱に入っていることがおおかたですが、この著者は正方形の箱に片付けることを進言しているのです。正方形にすると、72(36)(18)個の長方形の積み木がウソのように片付けることができるのです。しかも、何通りもの形で、かつ、美しいという形容詞がつくほどです。

さっそく、このような寸法の箱を、渡辺さんに10個ばかり作ってもらおうと思っています。