先生用の靴箱を新設

春休み、運転手の渡辺さんと年長棟とピロティをつなぐ廊下で立ち話していました。すぐ前には、子どもたちの靴箱が並んでいます。見るとはなしに靴箱を眺めていました。

この靴箱は木製のもので、子どもたち40人分の靴が入るようになっています。昔の幼稚園は40人学級だったので、今では使わなくなったスペースが4人分ほどあります。この場所に、先生方の靴が窮屈そうに(斜めの状態になって)入っています。どれほどスマートな先生方であっても、子どもの靴幅より狭い方はいません。申し訳ないことに、この4クラスの先生方にはご自分の靴を入れる靴箱がなかったのでした。

そこで、子ども4個分のスペースを取り壊し、先生二人分の靴箱を作ることはできないかということになりました。年長棟の出入り口の両側には左右対称形で子ども用の靴箱が並んでいますので、ちょうど、大人用4人分に作り替えることができます。

その上、ラッキーなことに靴箱の両側には、20センチほどの空き空間もありました。子ども用靴箱幅2個分と合わせれば、大人用の靴をゆったり入れることができます。まして、上下2個分の高さもあります。高さがあるということは、出勤時にブーツを履いてきても、脚のふくらはぎ部を折ることなく入れることができます。

ブーツの上部の空間には、2段の棚も作りました。上靴やグラウンドで履く運動靴も乗せておくことができます。最後には、特別、キーも付けていただくことにしました。

案さえ決まれば、渡辺さんの技術が光ります。一週間ほどして、写真のような立派な靴箱ができあがりました。広野幼稚園というところは、“先生だけのために”というものはそんなにありませんので、幼稚園サイドとしても喜んでいます。