ABCラジオの“パーソナリティ道上洋三”氏が絶賛(?)の桜を

3・4日前のこと、通勤途上で聞いているABCラジオの“パーソナリティ道上洋三です”の番組の中で、あまりメジャーでない自分の家の近くのお寺の桜が非常にきれいで大満足したということで盛り上がっていました。そこで、話に出てきたコースをたどってみようかと思った次第です。

まずは、首途(かどで)八幡宮です。この八幡宮は源義経が金売り古次に連れられて奥州の藤原氏を頼っていくスタート地点であったということで、旅の安全祈願などで知る人ぞ知るお宮さんです。

この隣におるその名も桜井公園というところの各種の桜がいずれも見ごろを迎え、目の保養をさせてくれました。ただし、地域のお年寄りが集まって清掃のボランティアをなさっていたので、早々に立ち去りました。

知恵光院通りをもう少し上(かみ)にいきますと、法隆寺。古びた土塀の5本の線がその格式の高さを無言で誇示しています。自分としてもまれにしか、訪れないお寺ですが、有名人道上さんの紹介ですので、ファンらしき方と見ようと思えば見える人も散見します。

この北隣が雨宝院(別名、西陣聖天)。小さなお寺ですが、ツバキ、黒松、(時雨松)桜、地元西陣の染色屋さんからここの水を使うときれいに染め上るという染殿の井戸など、見所は結構あります。

いつのまにか、大宮通り。時々立ち寄る飴屋さんでたんきり飴という名の飴を買い、のどの乾きを潤します。“あぐい幼稚園”のちょっと上(かみ)の辺りにあるのは妙蓮寺、ここらの桜は広い土地に一本だけが独立したように生えていますので、どの木ものびのびと四方に枝を伸ばしています。少し疲れを覚えましたので、休憩と想い襖絵とお庭を見せていただきました。前庭とはまったく違った趣です。

ラジオの放送はしゃべり言葉なので、もっといろいろなお寺が出て来るのですが、書き文字にするとなかなかはかどりません。その後も、聞いたとおりに、茶道の宗家、今日庵を横目にしながら、本法時、“てらのうち幼稚園”の隣の妙顕寺と歩き回りました。いずれも、桜は満開で、散歩道としては、なかなかのものでした。