ファーストシリーズ、はじめてのことば

広野幼稚園が長年使用している教材に「ファーストシリーズ」というものがあります。この教材は、発達心理学者であるピアジェ博士の認知発達理論に基づいて編集されており、ピアジェ博士が監修された世界唯一の教材でもあります。

今回取り組みます「かくれんぼう」のねらいは“動物の特徴を発見して、その仲間を探したり、その場所に注意して関係つけていく”です。

保育者が準備していますと、見慣れない教材に「先生、これ何?」「今日これするの?どんなんかなぁ、楽しみ!」と興味津々です。動物のクイズをしたり、“泣いた泣いた、何が泣いた”遊びをしていろんな動物の名前を挙げていきます。盛り上がったあと、ジャングルの中から頭や足など、からだの一部が見える(かくれんぼうしている)ようにセットしておいた教材シートを取り出し、子どもたちに「あれれ、みんなと同じジャングルだけど、誰かがかくれんぼうしているよ」と呼びかけます。すると子どもたちはすぐに鬼になり、かくれんぼうしている動物を探していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

興奮が収まった頃を見計らい、ちょっともったいぶりながら「実は先生と同じものが、みんなの分もあるんだよ!」とシートを見せますと大喜び。「チチンプイプイノプイー」と呪文を唱え、ジャングル探検に出発です。「動物は何がいるかな?」の質問に、矢継ぎ早に答えが飛び出し、嬉しい限りです。「ところで〇〇は何頭いるかな?」

「〇〇は何匹かな?」と数詞にも気を付けながら尋ねていったあと、思い思いにシートを切抜き、保育者の言葉掛けをヒントにしながらかくれんぼうのスタートです。

たくさん遊んだあとは、上手におかたづけです。同じ動物さん同士が集まるように、迷子にならないように戻してあげました。

おうちに帰ってからも、お父さんやお母さんとかくれんぼう遊びをしてみてくださいね!