遊びの中で育つと言うが・・・

幼児教育の世界ではいろいろな活動において“遊びの中で”という言葉で説明されます。ある程度はそうだと思うのですが、保育者が子どもたちと遊んでいるだけで、子どもが成長するものではありません。その裏や陰には、何人かの保育者や子どもの発達を真摯に応援する方々の並々ならぬ力添えがあると思っています。

このところ、真剣に考えていた廃品を使っての製作活動、年長児が動くくるまを作ろうとしたとき、ある種の組み木や積み木で遊んでいた子どもは、容易に廃品製作においても簡単に作れるのではないかと考えたのでした。

シャフトの両側に車輪を取り付け、同じものを2個作り、このシャフトの上にボディとなる何かの箱を乗せれば、簡単に立派な自動車が作れます。車輪やシャフトで遊んでいない子どもが作ることは大変難しいことだけれども、ふだんから先のような積み木で遊んでいる子どもなら、ごく簡単に作ってしまうことだろうと思ったのでした。

このような考えでいろいろな教材業者と話をしましたが、“帯に短し、たすきに長し”で適当な玩具(ブロック)に行き着きません。また、広野幼稚園中のブロック類をすべて一堂に集めてみましたが、部品的にはイメージぴったりのものはあっても、商品名も分からず、数も少なすぎます。

子どもたちの望ましい成長過程から考えれば、このような玩具が世の中にあってしかるべしと思いましたが、教材業者が紹介する玩具(ブロック)は値段が高く、うかつに試し買いをすることはできません。構想に間違いはないのだが・・・と悩んでいたところ、ある日、ハンドルネーム名ROXYさんが、近くの量販店で私のイメージどおりの商品を見つけてくれたのでした。

やはり、頭と足を使わなければ仕事はできないと思いました。

追伸       この続きは、ROXYさんにお任せいたします。