1月2014

松尾芭蕉の義仲寺から 紫式部や良弁和上の石山寺へ

広野幼稚園が使っているカルタの中に俳聖カルタと言うのもあります。このカルタを売っているところは、10数年前は4か所しかありませんでした。その一つが滋賀県大津市にある義仲寺です。このお寺は琵琶湖ホールから5分足らずのところです。ホールまで出向いた先生方はここらまで足を延ばせば、より日ごろの保育に深みが出るのになあと思っている次第です。なぜなら、朝日将軍木曽義仲とともに、俳聖松尾芭蕉も葬られているからです。

 

このお寺に向かったのは琵琶湖ホールでのいちょう組のクシコスポストの演奏が終わった後のこと、広くもない寺領を散策した後、芭蕉の“古池や
かわず飛び込む 水の音”の自筆の短冊を“こどもの広場の巻頭言”に使わしていただこうと購入しました。

今にも降って来そうな天候のなか、その後は、琵琶湖を左手に見ながら、江戸時代弥次さん・喜多さんも通ったであろう旧東海道をたどり、石山寺へ向かいました。7キロ内外だったでしょうか。

桜や紅葉の頃、名月の季節などは大賑わいを見せる石山寺ですが、折りからの寒波で訪れる人もまばらです。しかしながら、少なければ少ないで、賑わっている時には見えなかったものが見えて来ます。

その一つは、“まんが日本昔ばなしのDVD第46集”にも出てくる東大寺の修行僧で、多くのカラスにさらわれ、柳生の里の大きな杉のてっぺんに吊り下げられたという“良弁和上”がこの寺の開祖であったということです。“まさか、あの小僧さんが・・・”と改めて感動したのでした。これらは子どもたちにも分かるお話です。

もう一つは、源氏物語の作者である紫式部の像が展示してありますが、この像は、御所人形作家、第10代の伊藤久重氏の作品だったということでした。伊藤氏の御所人形は、広野幼稚園でも一つはほしいと願っているものだからでした。

 

お寺を出て湖畔のお店で食べたシジミご飯は、寒さに加えて遅いお昼でおなかもすいていたので、最高のおもてなしでした。

城南地区園児大会

昨年の10月、雨のため延期になりました城南地区園児大会が本日、太陽が丘体育館で無事開催されました。

来年度から同じ小学校1年生になる子ども達が集まり、歌をうたったり、かけっこやフォークダンス“ダンケルクの鐘”を踊り、他の幼稚園と親睦と交流を深めてきました。

同志社大学のチアリーダー部の方が華麗な演技を披露してくださったり、各園の先生達のパラバルーンの発表では、運動会を思い出し「ライオンキング!」と喜んで見ていました。

 

最後はみんなで合唱し「楽しかった!」と笑顔で終えました。

帰る頃は気候も良く、遊びの森で大好きなお弁当を食べて帰ってきました。

近頃は、朝と昼で気温の温度差が大きかったりする中、お家でも服装を調整してきてくださったりご協力ありがとうございました。

食後は迷路やアスレチックを楽しみ、年少児の遠足を思い出したりしながら大変喜んでいました。

第1回 入園説明会

朝晩は体の芯から冷えるような寒さですが、最近は日中の日差しが暖かく感じます。

本日は「第1回 入園説明会」と題し、来年度入園される保護者の方を対象に説明会を行いました。

保護者の方へのガイドブック的な役割を果たす「ペアレンツハンドブック」や入園案内書は事前にお渡ししていたのですが、その内容をより深め、理解していだたこうということで、説明会に参加していただきました。

入園までの予定や通園バスについてだけでなく、来年度使用する絵本についてや、実際に在園児が使用しているざぶとんや絵本袋、体操服袋などもお見せしながら説明しました。

また、保護者の方が少しでも説明会に集中できるようにと託児室も開き、子どもたち自身も先生と一緒に楽しく遊べたのではないでしょうか。

 

「入園までに何を準備しておけばいいのか・・・」

「入園してからどうすればいいのか・・・」

などという保護者の方の不安が少しでも解消できたらと思う次第です。

 

さて、月曜日には第2回 入園説明会があります。

来年度入園される皆様がまた幼稚園に来てくださるのは2月1日 土曜日「第2回 半日入園」です。

次回も元気な子どもたちの笑顔が見られることを、職員一同心待ちにしております。

古いブロックに新しい結合材を!

 

 

結合材と言っても糊類ではありません。井の字型のブロックを、井という漢字の中央にある口の部分(と言えるかどうか分かりませんが)に、四角い棒や丸棒で連結させようにしたのです。こうすることによって、子どもたちのブロック遊びにより工夫が生まれ、より発展するだろうと思ったからです。

幼稚園にあるブロック類をすべて集め、再分類していたときのこと、車輪として活用できそうな円形のブロックが何個かありました。その中央には四角い口の字型をした穴が開いています。井桁型のブロックを互いに組み合わせるために必要な穴です。

しかし、残念なことに車輪となる円形のブロックをつなぐシャフトとなるまっすぐな棒状のものがほとんどありません。これがなくては、くるま型のものを作ることはできません。

4・5日、これらのブロックを手元に置き、眺めたり触ったりしているうちに、ふと気が付いたことは、この穴にコーナンなどの量販店で売っている一辺1.5センチ角で1メートル内外の棒状の物を買ってきて、これを大人が長さ10センチなり15センチなりに切断すれば、素晴らしい結合材が誕生するのではないかということでした。

さっそく試してみると、想像以上にぴったりと納まるものもあります。しかしながら、残念なことに、はめにくいものや、すかすかとでも言うべきものもあります。そこで考えたことは、角材でだめなら、少々は融通のきく、丸材ではどうかということでした。また、木材の方はまったく融通がききませんが、ブロック側には少々の柔軟性があるからです。

再度、試してみると、見事に納まりました。納まったばかりでなく、丸いものの四角い穴の中に丸い棒を通していますので、比較的自由が利きます。嬉しいことに、シャフトを回すと、それにつれてくるまが回るのです。

これなら、子どもたちの遊びは発展します。なぜなら、これらのシャーシーの上に四角いもの(ボディ)を乗せれば、自動的にくるまが完成するからです。

やった!やった!という感じです。

節分グッズの前で・・

 

昨日より、遠路はるばる青森から猪狩先生が合奏の指導に来てくださり子どもたちの演奏も一段と活気があるように思います。

子どもたちの表情も生き生きとしているように思います。

 

 

さて、1月も下旬になり講堂の中や職員室前の廊下には節分にちなんでいろいろな節分グッズが飾ってあったり廊下には天井に鬼のお面が吊るしてあったりと園内は節分モード一色です。

そんな中、今朝ある子どもが職員室の前でお多福の置物をじっと眺めたり、触ったり興味深さそうに見つめていました。

30分くらいしてでしょうか、同じところを通りかかると先ほどとまた同じ姿が・・・

ぱっと見ている子どもは見かけますがこの子はよほど興味があったのか、長時間この場所でいろいろなグッズを触ったり、裏返してみたり観察していたのでした。

子どもの目にとまり、少しでも興味・関心が持てればという願いから季節にちなんだグッズを置いていますが、このように熱心に見てくれている子どもがいることをとても嬉しく思いました。