みんな大好きアンパンマン

子どもたちの人気者「アンパンマン」の生みの親として有名な、やなせたかしさんが昨日お亡くなりになられたニュースを皆様もお聞きになられてショックを受けられた方も多いことでしょう。

心からお悔やみ申し上げます。同じ教育に関わる者として、大変残念な思いでいっぱいです。

 

子どもたちからだけではなく、私達保育者にとってもおたすけマン的な存在のアンパンマン。アンパンマンの手遊びや歌は大人気で、入園当初の子どもたちを優しく見守ってくれていました。

年長児では9月の月の歌として、皆さんご存知の有名な“手のひらを太陽に”を歌っていますが、この歌の作詞者もやなせたかしさんです。

歌詞の中にも出てくる“ぼくらはみんな生きている。生きているからから悲しいんだ”という言葉には、やなせさんの人生の哲学が現れてると思うのです。でないとアンパンマンのオープニングに“なんのために生まれて なにをして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ”という到底子ども向けとは思えない歌詞を書かないでしょう。楽しいことがあるから苦しいことを感じるのではなく、苦しいことを感じたからこそ楽しさや本当の幸せを見つけられるのでしょう。

私達保育者もただ楽しいだけではなく、真の保育とは何かを求め続けているところでやなせさんと同じ思いを感じずにはいられません。

やなせさんの作品には他にも“チリンのすず”や“やさしいライオン”など素晴らしい作品がたくさんあります。ぜひご覧になってくださいね。

ご冥福をお祈り申し上げます。