11月2013

補助具にスポットを

ある病院でのリハビリテーション室でのこと。患者がリハビリを行っている間、室内を見せていただきました。非常に幼児教育施設と似たような環境作りをなされていることにある種の感動を受けたのでした。

中でも、目に止まったのは“洗濯ばさみ”でした。普通の洗濯ばさみの握り手の延長線上に、補助具がかぶせてあったのでした。なるほど、これなら、握力が弱い子どもやリハビリテーション中の方々でも、容易に操作ができるであろうと感動したのでした。

この考えは、広野幼稚園になかったわけではありません。今から10年以上前のこと、年少児担任であった一人の先生が、缶ジュースを開ける場合、プルの部分に補助具をつければ、子どもたちは簡単に開けられたという報告です。決して忘れ去っていたのではないのですが、この考えを発展させることができなかったのでした。

昔々、学校でテコの原理というのを習ったこともあります。今後は、このような考えを幼い子どもたちや力の衰えたお年寄りたちの補助具に生かしていかなければと思った次第です。

ドクターイエロー

作品展の振り替え休日であった25日、天候は良くなかったのですが京都駅まで足を運んで来ました。

目的は、“ドクターイエロー”に会いにです!

ドクターイエローとは、その名の通り黄色いお医者さん、新幹線の線路のゆがみや設備を検査する車両のことです。滅多に見ることはできないので、見ることができれば希少価値があることまちがいなしです。

クラスの子どものIくんが、先日、見に行って来たそうで「先生も見たかった〜」と残念がっていると、次に来る日をお母さんが調べて教えてくださったのです。側にいた子どもにも「25日に京都駅に来るんやって!」とウキウキしながらその日を心待ちにしていました。

インターネットで調べてみると、14時過ぎに京都駅着とのことなので、少し早目に到着してドキドキしながら新幹線の入場券を買ってホームに向かいます。

やっぱり、先頭の方で待っているべきよね・・・とホームの端へ歩いて行くと、誰か待合室から手を振る人が。

それは、Iくんとの話を横で聞いていたクラスのTくんと、お母さんでした。「Tくんも見に来たの?!」と言うと、恥ずかしそうにしていましたが、とても嬉しそうで「家で『先生がドクターイエローが来るって言ってた』って言うから、調べて来たんです」とのことで、私の会話を家でもしてくれているんだなあと、胸がジーンとしました。

作品展に関して言うなれば、男の子は乗り物や虫、動物など、動く対象物に興味を示して絵を描き、女の子は自分の家やきれいな花を描く資質というのは脳の違いと言われていますので、それらを理解したうえで、その才能を伸ばしていくのも保育者として大切だと思うのです。

私も、以前は乗り物にあまり興味がある方ではなかったのですが、広野幼稚園で、機関車の仕組みを知ったり本物について学ぶという姿勢を目にするうちに、徐々に興味を持つようになりました。

名古屋にあるリニヤ鉄道館で見たドクターイエローも格好良かったですが、やはり本物の走っているドクターイエローは格別でした。

調べてみると、鉄道に詳しいサイトで運行予定も出てきますので、興味のある方は是非、足を運んでみてくださいね。たった数分の出来事ですが、心に残る思い出が出来ると思いますよ。

天神さんから衣笠幼稚園を経由して、龍安寺へ

25日は天神さんでした。前日の作品展の反省及び向上についての入力をほぼ終え、少々疲れも覚えたので、気分転換を兼ねて秋の紅葉を楽しもうと出掛けました。

未だ、多くのお店が開店していない9時過ぎ、近年、名を高めている“人形のまるさん”の創業者の瑞宝単光章受章の綴れ織りに誘われ店内へ、居並ぶ羽子板の値段を尋ねた後、100円均一店に立ち寄り、何か子どもたちが使える物はないかと目を皿のようにしました。

天神さんに近づくにつれ思ったのは、少し昔だったら、このようなウィークデーの休日は必ずどこかの幼稚園の見学もしくは視察に伺ったものだと・・・。“そうだ、作品展にもいらしていただいた奥山先生が在籍されていた衣笠幼稚園を久々にのぞいてみるかと思い立ったのでした。

天神さんで柏手を打ったあとは、桜の名所平野神社へ。桜の紅葉がきれいなのではとの期待からでしたが、そのほとんどが大樹の根元に散っていました。来春開花の栄養分になってくれるのでしょう。

立命館大学の横をうろついていると、立命館防災研究所という看板を見つけました。何が何でも道草をしなければと立ち寄ったのでした。勉強のためです。

目的地とした衣笠幼稚園はお昼も近づくわ、雨も降って来るわで子どもたちの影を見られなかったのは残念でしたが、広野幼稚園の先生方と何度となく通った当時のことをなつかしく思い出していました。

遠くに比叡山を臨みながら、幼稚園のバックに控える衣笠山に少しだけ登り、衣笠幼稚園の園児になった気分を味わいました。

ここらで引き返そうかと思ったのですが、このところ、絶えて久しくうかがっていない自分のパワースポットの一つである龍安寺に顔をのぞかせてみようかと思い立ち、通称“きぬかけの路”のアップダウンを歩き、天下の名庭園、石庭の冷気に触れ、またまた、パワーをいただいて来ました。

ひろの作品展

 

23・24日は、広野幼稚園の作品展でした。

日中は日だまりに包まれて、温かい作品展日和でしたね。

 

子どもたちの素敵な作品を、楽しんでいただけたでしょうか?

「〇〇らしい絵だね!」「ここが素敵だね!」と、大好きなお家の方から誉めてもらい、とても嬉しそうな子どもたちでした。

作品展前の活動中にはたくさんの”ほほえみ”を聞かせてくれて、私たち保育者も感動させていただきました。

 

他の学年の作品も観て、「年長さんになったらあんなにすごい絵が描けるようになるんですね!」と今から楽しみにされている方もいらっしゃいました。

当時のことを思い出して懐かしく思い、遊びに来てくれた卒園児や「先生、1円募金持ってきたよ」と手渡してくれた卒園児、当時の担任の先生と撮った写真を家から持ってきて、模擬店の缶バッチを作りに来たという卒園児もいて、卒園しても幼稚園のことや先生のことを思い出して会いに来てくれて、とても嬉しかったです。

 

そんな作品展の日に、ブランコの後ろでは、スイセンの花が一輪咲いていました。

まるでみんなの作品に、さらに花を咲かせてくれたようですね♪

 

 

 

 

お忙しい中、2日間模擬店を設けてくださった、本部役員の皆様、バレー部・器楽部の皆様、本当にありがとうございました。

子どもたちの降園後、テントの準備や片付けなど陰で支えてくださった運転士さん、ありがとうございました。

 

また火曜日に、元気いっぱいのみなさんに会えるのを楽しみにしています。

プレぱれっと

朝晩の冷え込みが厳しくなりましたね。風邪をひいていないかなと思っていましたが、ほとんどの子どもが元気に来てくれました。

今日はお母さんと一緒に運動をしました。ピアノに合わせて歩いたり、高い高いの抱っこをしてもらったり、お母さんの足の上に乗ってぺんぎんのように歩いてみたりしました。

お母さんの背中に乗ってお馬ごっこもしました。

子どもたちも大好きなお母さんと運動でき、嬉しそうでした。

サーキット運動も楽しんでもらい、親子でたくさん体を動かすことができたと思います。

これからも寒くなると思いますが、おうちでもこのような運動でスキンシップをとりながら楽しんでみてください。

次回は12月6日(金)です。お待ちしています♪